ストレスとの付き合い方に工夫を

人間関係にストレスを感じてやめたいという介護士は少なくありません。介護職の現場において人間関係のもつれは大きなストレスとなり、仕事に集中できないなどの弊害を引き起こすこともあります。人間関係の問題は自分ひとりでは対処できないことが多いので、早めに転職するという解決方法もあります。限界まで我慢する人は少なくありませんが、まだ大丈夫という状況が危険なのです。もう少し頑張れると思っていても、身体は限界に達していることが多かったりします。うつ病を発症すれば長期休職が必須となり、経済的にも辛い思いをすることになるでしょう。頭の回転が鈍くなってきたと感じたら、慢性的な疲労やストレスが溜まっていると考えましょう。

仕事自体にストレスを感じている場合は、意識を変えることで解消することもできます。仕事を楽しめることが理想ですが、楽しくないことが多いのも仕事なのです。お金を稼ぐということは時に嫌な思いをすることが多く、給料は迷惑料と捉えている人もいます。自分の理想を100%満たした職場は簡単には見つからないもので、どのような職場であっても少なからず不満はあるものです。完璧主義の人は非常にストレスを溜め込みやすいので、よい意味でのいい加減さが必要です。仕事で失敗したら反省することは大切だが、失敗は引きずらないようにしましょう。考えることは介護職をスムーズに進める上で大切ですが、悩んでいてもメリットはまったくありません。考えることと悩むことは混同されやすいが、意味はまったく違うのです。